高校生の家出
カテゴリ: 探偵物語
最初にお知らせ
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詳細は以下のリンク先の記事を御覧下さい^^

http://yamasann0940.blog62.fc2.com/blog-entry-1260.html


どうも。
発泡酒を一本だけしか飲んでいないのに、眠気がきている者です。

さて、古くからの読者様なら御存知でしょうが、わたくし、元・探偵であります。
大手の興信所で調査員として勤務しておりました。
カテゴリ「探偵物語」は、その頃のエピソードです。
ご興味のある方は、引越し前のブログ「やまさんのお気楽日記」のカテゴリ「探偵物語」も併せてどうぞ。

まぁ探偵と言っても、皆様御存知のように、テレビドラマや小説のような華々しい活躍などありません。
御手洗潔や金田一耕介、明智小五郎。金田一一や江戸川コナンのようなカッコよさなど、夢のまた夢。

実際の探偵は・・・・・
ヤブ蚊に食われながらの、藪や草むらの中での張り込み。
真夏にクーラーもつけずに、窓も締め切った車の中での張り込み。
寒風吹きすさぶ中での屋外での張り込み。
今考えても『よく、あんな事やってたなぁ・・・』と、自分でもそう思います。

取り扱う仕事は様々。多い順に並べれば
「浮気調査」「素行調査」「家出人捜索」「盗聴器発見」「ストーカー対策」
後はココでは書けない非合法の仕事も^^;

今日は、その内の「家出調査」についての記事を。
探偵を辞めた今でも秘守義務がありますので、差し障りの無い情報だけの公開ですが、御理解くださいませ。


「息子が家出したので探し出して欲しい」
我が福岡調査事務所に、その依頼がなされたのは某年の初夏。
依頼人は家出した“本人”の両親。
家出したのは高校2年生の男子。
家出した理由は、男女交際を親に反対されたから。
実はこの男子生徒、福岡ではスポーツの名門校として知られるT高校の生徒で、柔道で特待生として入学し活躍していた生徒。
T高校の柔道部と言えば、全国大会レベルの名門校。

よくよく話を聴いてみると・・・・・
男子生徒(以後、本人と称す)に最近彼女が出来たとの事。お相手は同じ高校に通う女子生徒。
しかし・・・・
近づいている柔道の大会のレギュラーとして選出されたにも関わらず、彼女との事が原因で練習に身が入らなくなった本人。
監督から叱責され、両親からも叱られる。
そりゃそうだろう。特待生なんだもんね。
そして、そんなある日・・・・本人が消えた。

調査を担当したのは、我が福岡調査室の不動のエース、M主任と私。
本人がもらした「地下鉄の工事現場で働いている」の情報を元に、工事現場の数々を回りましたが見つかりません。

とはいえ・・・高校生の家出なんてたかが知れてます。

本人自ら自宅に電話をしてきた。
両親から諭され「今なら監督も許すと言ってくれてるし、大会にも出すと言ってくれてるから」
その言葉に、本人、たった数日の家出を中止して自宅に戻りました。

監督にも詫びを入れ、試合にも出場。
勝敗?訊いてませんが、多分負けたんでしょうね。
ご両親何も言わなかったし。

え?
「自宅に戻った後の話を何故知ってるのか」
ですって?

うーん、あなたは鋭い!
そう、この話には後日談があります。

一度は自宅に戻ってきたものの・・・
両親の不安が消えることはなかったのです。
私達調査員は、両親の依頼で、休日の本人と彼女のデートを尾行することに。
両親からの情報どおり、博多駅のバスセンターに現れた2人
体つきはデカイものの、顔には幼さが残る高校2年生の男子。
そして、その横には・・・・・

思わず顔を見合わせる俺とM主任。
M 「これは・・・・・」
俺 「なんとまぁ・・・・」
そして2人揃って同時に・・・

「そりゃあ狂うわ」

本人の横に立っていたのは・・・・・
とても女子高生とは思えないダイナマイトボディ。
身体のラインがハッキリと判るボディコン(死後?)系の服。
例えるならば、グラビアの女王として全盛期の頃のMEGUMI。
性的な好奇心も高い高校生男子。

そりゃあ狂う

柔道どころじゃないよね。
横にこんな女の子がいたら・・・・
その気持ち、同じ男としてよく判る。

とにかく2人で尾行開始。
ウィンドーショッピングやゲームセンターで時間を過ごす2人。
そしてそれを尾行する無粋な2人。

しかし・・・・・
やがて朝からずっと後をつけて来る2人に、いいかげんこの2人も気付く。
そこから先の尾行の難しいことと言ったら^^;
いきなりバスに乗ったかと思えば、次のバス停で降りたり。
デパートのエスカレーターに乗ったかと思えば、降りた途端に2人で猛ダッシュで走り出したり。
2人の尾行をまこうとしている事は明白。
つーか、尾行がバレてる時点でホントは失敗。
しかしこちらもプロと、そのはしくれ。
簡単には引き下がれない。
くらいつく。

俺 「もう無理ですよ。完璧にバレてますもん^^;」
M 「無理やな、たしかに^^;でも、ま、とりあえずやろうか」

そんな会話を(電話で)交わしつつ(こちら2人は一緒に歩いてはいない。少し距離を置いて道路の反対側を歩いている)尾行を続行。
撒かれたフリをして、すこし相手を自由に泳がせることにした。
やがて2人は住宅街の公園のベンチに座る。
俺はそれを見る事が出来るマンションの階段の踊り場から、2人を撮影しつつ監視。
やがて本人は、ズボンのポケットから煙草を取り出し、口にくわえて火をつけた。
当然の如くシャッターを数枚きる。
M主任から電話が入る。
『今の撮った?』
「もちろんですよ。多分ご両親は子供が煙草吸ってるの知らないでしょうからね」
『俺もそう思うっさい』(俺もそう思うんだよ)

やがて日が暮れ、2人も帰宅。
これ以降、この2人に関する調査は入らなかった。

今、どうしてるのかしら、この2人。
まさかこの2人で結婚してるなんて事はないだろうけれど。

あの時は邪魔してゴメンね。
俺も仕事だったから仕方なかったんだよね><


Edit / 2008.11.30 / Comment: 7 / TrackBack: 1 / PageTop↑
火事の記憶
カテゴリ: 探偵物語
どうも。
一部の方に根強い人気のカテゴリー「探偵物語」を、久しぶりにUPしようとしている者です。


30日夕に起きた兵庫県明石市の住宅密集地での民家火災。
パート先から母が駆けつけたときには、家は黒煙につつまれ、中に入ろうとする母を警察官らが押しとどめた。家計を支えていた母の不在時の惨事に、近所の人らは沈痛な思いで焼け跡を見つめた。

火事は、パート従業員の末広美和さん(33)方で発生。
近所の人が爆発するような音で火事に気づき外に出ると、末広さん宅2階から窓をバンバンとたたく音と、子どもの「助けて」「開けられへん」という悲鳴が聞こえた。隣人男性が消火器を持って中に入ろうとしたが、玄関、1階の窓とも鍵がかかっていた。
男性は「子どもたちの『助けて』という声が頭から消えない」と嘆いたという。
近所の友達から連絡を受けた母の美和さんが駆けつけた時には、子どもの声も聞こえなくなっていた。美和さんは家の前で泣き叫んでいたという。

地元消防団の男性は午後4時10分ごろ、無線で火事の一報をキャッチ。10分ほどで現場に着くと
2階の割れた窓から男の子が上半身を出してぐったりしているのが見えた。1階のひさしに消防隊員が上って、窓からその男の子を引っ張り出そうとしたが、炎が激しくなり、救出できなかった。

兄弟3人の遺体が見つかったのは2階の和室。美和さんが不在の時は、長男の颯(りゅう)君(8)が弟の心(しん)ちゃん(5)と澪(りょう)ちゃん(3)の面倒を見ていた。
明石市消防本部の消防隊員が到着したときは、家からは黒煙が大きく立ち上っていた。
明石署などは煙が一気に勢いを増したため、3人は玄関から出られなかった可能性が高いとみている。

末広さん一家は約3年前に引っ越してきたという。
颯君と同じ小学校に通っていた近所の男児は、兄弟3人とよく虫捕りや鬼ごっこをして遊んだ。「よく知っているお友達がこんなことになって、信じられない」と話した。

娘が颯君と同級生という近所の主婦は、美和さんが自転車の前と後ろに心ちゃんと澪ちゃんを乗せ
保育園に送り迎えをしている様子をよく見かけた。颯君が自転車でついていっていたという。(一部略)

ソース  http://www.asahi.com/national/update/0830/OSK200808300096.html


記事にするにはタイミング的に少し遅いのだけれど・・・・・。

なんとも悲しく、痛ましい事件が起きてしまいましたね。
どんな事情で母子家庭になったのかは定かでは無いけれど
子供達の傍に母親がついていれば、こんな事にはなっていなかった。
けれど、子供達を養い育てていくには、母親が働きに出るほかは無かった。
目の前で激しく燃える家を、どれほどの絶望感でみつめていたのか。
私にはかけてあげる言葉すら見つかりません。

亡くなった子供も、そしてこのお母さんも気の毒で仕方が無い。
誰も好き好んで、小さな子供を家において出て行ったりはしないよなぁ・・・・・・。

・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや・・・・・・・・・・
いたな・・・・・・・・・・・・
そういうヤツを知ってるわ、俺。


昔からの読者さまなら御存知でしょうが、私、元・探偵です。
かつて興信所の調査員として勤務していた事があります。
ちなみに国内でもかなり大手の興信所です。
素行調査(浮気など)や家出人探し、ボディーガード、ストーカー対策・・・・
色んな依頼に応えてきました。
今日は、その頃に私が“現場入り”したケースを紹介します。

例によって、興信所を退職した現在でも秘守義務がありますので、差し障りのある部分については秘させていただきます。

その依頼が、我が福岡調査室に持ち込まれたのは夏も終わろうかという、丁度今頃の季節だったように思う。

「昔の恋人が、今も元気でいるかどうか調べて欲しい」
20代後半と思しき女性からの依頼だった。
何でもかんでも見境なく依頼を受けるワケにはいかない。
依頼の内容、そしてその理由を聞いてからでなければ、依頼を受ける(これを「受件」と言います)事は出来ない。
調査の結果を悪用されることが無いとは言えないからだ。

詳しく事情を聞いた営業担当の所長は、その内容に驚きつつも「受件」した。
そして書き上げられた「調査依頼書」が、我々調査員の詰め所である調査室に届けられる。
この件を担当することになったのは私。
依頼書に目を通しながら所長から詳細を聴く。

「早い話、このAさん(依頼者の元・彼氏)が、今、どうしてるかを調べれば良いんですね?」
との私の問いかけに所長が答える。
「というか、写真だけで良い」
「写真だけ?勤務先とかはいいんですか?」
「いい」
なんかいつもの所長と違う・・・どうも不機嫌なのだ。
「あの・・・何か怒ってます?」
「・・・・・・あのね、実は・・・」
所長が語り始めたその話に、私も憤りを感じた。

「3〜4年前に、福岡の○○市で留守番していた小さい子供3人が焼死した火事があったの覚えてない?」
「?」
記憶を辿ってみた。
たしかにそういう火事があった。たしか長男でも小1とかじゃなかったっけか。
両親も、同居していた祖父母も留守にしていた一軒家で起きた悲惨な火事。
「あー、ありましたね、子供達が可哀想だったんでよく覚えてますよ。たしか家にいる筈の母親が友人に会うために、少しの間だけ外出していた時に起きた火事でしたっけ」
「そういう風に報道では流れてるけどね。本当はその母親は浮気相手と会ってたのよ」
「えええええええ、最低」
「今回の依頼人はその母親。本人(調査対象)はその浮気相手」
「えええええええ」
一同ドン引き。

「じゃあ、こういう事ですか?数年前の火事は、家人の留守をいいことに子供を家に置いて浮気に出かけた妻の留守中に起きた火事で、今回の依頼はその妻がその浮気相手が元気でいるかどうか知りたがってるって事ですか?」」
「そういう事」
「最低の女ですね!」
「そう思うよね」
「そりゃそう思うでしょ。自分の子供が3人、自分の浮気が原因で死んでるんですよ?なのにその男に会いたい?他にやるべき事があるでしょうが!」

所長も軽く依頼者には説教したそうな。
この依頼者、火事の後の事情聴取やら家人からの詰問で(当たり前だし、自業自得だが)浮気がバレ、浮気相手とも別れさせられた上に、莫大な賠償金と慰謝料を背負っていた。
まともな仕事ではとても返せない金額。
結果、彼女は風俗嬢に。

ここらへんは俺には理解できねぇんだけど・・・・・
自分の浮気が原因で、自分が腹を痛めて生んだ子供が3人も焼け死んで。
それにも関わらず、その浮気相手に会いたいと思うものなのかしら。

そんな女は嫌だ!!

個人的には色々言ってやりたいものを、ひとまず胸に収めながら現場入り。
元彼(以後Aとする)の家は解っている。
今もそこに住んでいるのかを、まずは確認しなければならない。

A宅に移動。
近くの神社の駐車場に車を駐車し、A宅周辺の内偵を開始。
A宅は2階建ての古いアパート。表札を確認した限りでは母親と二人暮しのようだ。
周辺を捜索していると、近くの路上にAの使用車両を発見。
うっすらと埃を被っている。ここ数日間で使用した形跡は無い。
ひょっとするとここには住んでいないのかもしれない。
この付近にバスは通っているものの、車がないと買い物にも困るくらいの、決して便利とはいえない場所。
ここに住んでいるのなら車は使う筈。
助手席側のタイヤの上に小石を乗せ、この日の内偵は終了。
次に見た時にこの小石が無ければ車が動いたという事だ。

だが、この後もこの小石はタイヤの上に乗ったままだった。
車は一度も動く事が無かった。
無論、Aの出入りも張り込みの結果確認出来なかった。

実は受件の際、所長は依頼者と約束していた。
「調査には入る。しかし数日間の調査で結果が出なければ諦めなさい」
と。
どうやら件の火事の後、夫の家族がAと依頼者を別れさせる為に「右翼」や「その筋」の方々を使ったらしい。
Aの勤務先にもそうした方々が出向いたそうな。
Aもかなり怖い目に遭った事だろう。これまた自業自得であり、当然の報いだと思うけれども。
下手にAをつついて情が再燃しても、またそうした方々の耳に入れば厄介な事になりかねない。

「触らぬ神に祟りなし」
「君子危うきに近寄らず」
例えは何でもいいがそういう事だ。
それに死んだ子供への贖罪もあろう。
今の依頼者の姿では死んだ子供も浮かばれない。

依頼者もそれで納得していた。
そして契約していた調査日程が終了し、私もこの胸糞悪くなる依頼から無事外れた。

いつもの浮気調査の方が余程気が楽だ。

そう感じた依頼でした。


Edit / 2008.09.05 / Comment: 2 / TrackBack: 1 / PageTop↑
ストーカー(再録)
カテゴリ: 探偵物語
どうも。
久しぶりに引越し前のブログ「やまさんのお気楽日記」を読んでいる者です。

さて、私が昔探偵だった事は昔からの読者様ならば御存知でしょう。
当ブログのカテゴリ「探偵物語」は、その頃のエピソードを紹介しているカテゴリです。
「やまさんのお気楽日記」にも同じカテゴリ名で記事をUPしてるのですが、今回はその中でも私の記憶に今も鮮明に残っていて、思い出深いエピソードを再びココで紹介します。


ストーカー(前編)

恥ずかしい話ですが、私は今までいくつかの職に就いてきました。
まぁ、恥ずかしいと言っても自分自身に恥じる処はないのですが

先日投稿した「ホルモン炒め」で触れた、居酒屋の料理人もその一つですが
某大手興信所で調査員として勤務していた時期があります。
興信所調査員・・・つまり探偵ですね。

探偵と言うと、故松田優作氏が主演した「探偵物語」等を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
金田一耕介や明智小五郎、人によっては金田一一や名探偵コナン?
このブログを読んでる人ならお分かりでしょうが
アメリカの探偵ならともかく、日本の探偵は刑事事件は取り扱いません。
いや、関与できません(笑)

今日は、その探偵時代に私が担当した思い出深い一件のお話し。
探偵を辞めた今でも、守秘義務がありますから
詳細な日時、場所などはご勘弁ください。

あれはまだ、私が調査員として勤務してまだ間もない頃
一件の依頼が、私が勤務していた興信所の福岡事務所に寄せられました。
その依頼内容を確認した後、本部からたまたま(しょっちゅう来てましたが)来ていた
部長(ベテランの探偵、この人の調査テクニックに何度驚かされた事か・・・)が一言。
「度胸付けに○○(私の名前)にやらせたらよか」
そして依頼書は私のデスクへ・・・
仕事の内容に笑ったのと同時に、軽くビビった。
「・・・俺がやるんすか?」

さて、その依頼とは?

それは九州某県に在住の中年女性(独身)から寄せられた依頼

ある日、仕事を終えてから退社。会社の駐車場に停めている自分の車へ向かった。
自分の車に乗り込もうと、運転席のドアにキーを差し込み開錠。
ノブ(でいいんんだっけ?)を引いた時に、異様な感触に気付く。
ノブには白くドロリとした液体が付着していた。
辺りは暗くなっていて、それが何かは分からない。
「誰かが悪戯で痰でも吐いたんだろう」
と不愉快になりながらもティッシュで手を拭き、その日はそのまま帰宅。
しかし、翌日も、またその翌日も・・・連日全く同じ悪戯が続いた。
彼女は社長に相談した(ココが不思議と言えば不思議。いくら小さな工場とはいえ相談相手がいきなり社長?)
彼女の退社時に付き添い、社長がその液体を確認した。
数日前からその液体はノブだけではなく、ドアガラスやフロントガラスにも
人の手でなすりつけられている。
社長が一言
「精液だね、こりゃぁ・・・」

「普通、このぐらいの年齢の女性なら精液か痰かぐらい分かるんじゃないですかね?」
依頼書を読みながら、私が依頼者と顔を合わせた所長(女性。営業専門)に訊いてみた。
「私もそう思うんだけど、その人男性と付き合ったことも無いらしいのよね。
多分、男性経験もないんじゃないかなぁ」
「へぇ・・・」
相槌を打つ私に部長が言った。
「で、○○。お前、コイツばつかまえろ」
「は?証拠写真を撮るだけじゃ駄目なんですか?」
「それでもよかとばってん、度胸ばつけるとにちょうどよかけんさ」
「・・・俺がやるんすか?」
再度確認する私。
「そがんたい」
微笑む部長
「誰か近くにいてくれますよね?」
確認する私
「他のモンは、他の仕事があろうもん」
笑う部長
「ですよねぇ」
予想通りの答えに納得する私。

依頼書には「コイツが怪しい」
と依頼者が疑っている人物の名前と、彼(A氏とします)の情報が記されている。
彼は依頼者と同じ工場で働いている男性。

で、調査前日、現地入りした私は「内偵」と呼ぶ下調べを開始。
先ずは問題の駐車場、依頼者の車、そしてA氏の自宅と車。
そうしたポイントの確認をした後、自由時間となるが私は夜に備えて仮眠をとった。

その晩遅く(正確には翌日早朝)私はA氏の自宅に向かった。
調査の為にある下準備を施すためである。
詳しい内容は言えません。今でもこの方法は使われてますから
現役の探偵サンたちに恨まれたくありませんからね。
ちなみにこの下準備、結構緊張します。
下準備を終えて、私は昼の間に見つけておいた仮眠ポイントへ。
(私が所属していた興信所は、3日の内1日くらいはホテルに泊まってもOK。残り2日は車中泊)
仕事自体は辺りが暗くなってからが本番。
その日はグッスリと睡眠をとりました。
さぁ!いよいよ本番!!


続きは【続き】で隠します^^


Read more...
Edit / 2008.05.13 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
秋の夜長に・・・・・
カテゴリ: 探偵物語
こんなスレ(まとめ)を発見しました。

妻の浮気に気付き、探偵を雇い証拠を固め、妻が自宅マンションに間男を連れ込んでいる最中に凸した旦那の話です。

さぁ、皆さん、読んでみたくなったでしょう?

どうぞリンク先から飛んで読んでみてください。

俺がかつて撮影した証拠写真や、作成した調査報告書もこういう風につかわれたんだろうなぁと「ふっ」と考えました。

探偵になったとき、色々嫌味なことを言われたこともあったんですよ。
「人の粗を探る仕事だね」
とか色々ね。

たしかに報告書を仕上げた時に
『この報告書で一人の人間の人生を狂わせちゃうんだろうなぁ』
とか考えた事も一度や二度ではないです。
でもね、社長や主任に言われた言葉で奮い立たせる事ができました。

「俺達にとっては依頼人が正義なんだよ。
誰にも相談できずにずっと悩んで、その結果俺達に依頼してくれたんだ。
俺達で助けてやろうや。相手が浮気してなければ依頼人は安心するし、相手が浮気してれば、人生をやり直すきっかけになるかもしれない。
依頼人を楽にしてやろう」

このまとめを読んで、俺の写真や報告書が依頼人の人生に役立ってくれてればいいなぁ・・・と思いました。


え?
前置きが長い?

失礼しました。
それではどうぞ、御覧下さい。

「秋の夜長に、私の、元嫁との離婚修羅場話をダラダラ書きます」


Edit / 2007.11.15 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
家出人捜索よもやま話
カテゴリ: 探偵物語
めっちゃ久しぶりなカテゴリ「探偵物語」記事です。

昔からの読者さんなら御存知ですが、私、昔探偵やってました。
結構大手の興信所に所属して、日々調査に励んでいた頃のお話。

興信所に寄せられる、調査依頼のほとんどはいわゆる“素行調査”。
俗に言う“浮気調査”も、この中に入ります。
次に多いのが“家出人調査”
そして近年増えてきたのが“ストーカー対策”と“盗聴器探査”。

今回のお話は、表題の通り“家出人調査”について。

以前の記事でも書いた覚えがあるのですが、興信所が“家出人調査”を引き受ける(受件と言う)のは、家出人の親族からの依頼のみに限定されます。
親族以外からの依頼を受件すると、犯罪が絡んでくる可能性もあるからなのです。

かく言う私も、家出した20代女性を見つけ出し家族の下に帰した経験が有ります。
興味のある方は以下の記事を読んでいただければ
・家出娘を探せ!!
・家出娘を探せ!!2
・家出娘を探せ!!3(完結編)

私が所属した興信所の社長は、かつて“名探偵”としてTV番組「ドシロウト」に出演した経験を持つ、ホントに名探偵なんですが・・・
その社長曰く
「家出した人は、大体10日もせん内に帰ってくっとよ」(家出した人は大体10日もしないうちに帰ってくるんだよ)
コレ、ホントそうみたい。
まぁ、そうは言っても受件した以上、何もしないわけにはいかない。

本人の居住地などの内偵は勿論だが、まずは本人の顔写真や身体的特徴などを記したビラを作成する。
「ベタ」だが、これが実に効果的な手段でもある。
そして本人と親交がある人物も調査する。
その手段には違法行為も含まれているのでココでは秘す事にします。
どうしても知りたい方はメールででもご連絡下さいw

本人が自分の意思で戻ってきたり、私達が発見したりというパターンはもちろんあるんですが、意外な形で見つかったりすることもある。

私が入社する前に実際にあった話なのですが・・・・

家出人の妻の依頼で受件した数日後、妻からの電話が事務所に入った。
「主人が見つかりましたので、調査は打ち切っていただいて結構です」
実はその時、まだ何の情報も得られておらず、失踪後まもない発見であったので所長が訊いた。
「戻られたんですね、それは良かったです。で?どちらにいらっしゃったんですか?」
「○○ダムで遺体で発見されたんです。警察の話では多分自殺だろうとの事です。どうもありがとうございました」
「・・・・・・・」
まぁありそうな話だが(つーかホントにあったんだけど)さすがに所長も絶句したらしい。

嘘みたいな話だが、こんな本当の話もある。
ある日、我が福岡事務所に、岡山事務所の調査課長がやってきた。
「今、どんな調査やってるの?」
で、これこれこんなと福岡の調査主任が説明する。
浮気調査もあったり、数件の家出人調査もあった。
その家出人調査の中に、昨日100万円超えの調査費で請け負った依頼もあった。
で、課長はその後岡山に帰る前に『博多でパチンコでも』と思い、パチンコ屋にふらふらと入ったそうな。
その課長から主任宛に電話で連絡が入った。
「おい、さっき見せてくれた家出人の写真持ってココに来い」
「どうしたんですか急に」
「そいつ俺の横で打ってるw」
「ええっ!?」
「間違いないと思う。動き出したら俺がつける(尾行する)からとにかく来い」
果たして「そいつ」は家出人そのものだった。
あまりに早い発見に依頼人もビックリ。
「調査費いくらか返してくれ」
まぁ、気持ちは大いに分かるがそういうワケにはいかない。
「いや、それはできません」
と所長。

その他にも高校生のカップルが駆け落ち同然で家出して、草津の温泉旅館で住み込みの従業員として働いているのを発見したりと、色んな話があるんですが・・・。
次回の投稿で、私も関わった男子高校生の家出事件を紹介したいと思います。


Edit / 2007.08.13 / Comment: 5 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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プロフィール

やまさん

Author:やまさん
Illustrations by 「遼」さま

ライブドアブログより引っ越してきました。

趣味は、キャンプやバイクツーリング、読書、インターネット、ゲーム等。
現在独身の♂。
誕生日は2/22(ここ重要)
「ブログもプロレス」をモットーに楽しんでもらえるブログ作りを心がけてます。
どうぞ皆様御贔屓に。

前ブログ「やまさんのお気楽日記」
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悪しからずご了承くださいませ。


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