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| チョー怖いんですけど11(第2部スタート) |
終了したと思われたハピタチさんの話が再スタート!! 転載します。
54 名前:『ハッピー・タッチ』 ◆XhRvhH3v3M :06/05/08 04:13:06 ID:0E9RnSRB 電話を切った後、しばらく考えた。 まさか、今更『中年女』が現れるはずが無い。。。 それにあいつは捕まったはず。。。いや、釈放されたのか??
というか、今思えば俺達三人は『中年女』に何をしたわけでも無い。 ただ『中年女』の呪いの儀式を見てしまっただけなのに、こちらの払った代償はあまりにも大きい。 偶然、夜の山で出会い、いきなり襲われた。俺達は何一つ『中年女』から奪っていない。それどころか、傷付けてもいない。 『中年女』は俺達からハッピーとタッチを奪い、秘密基地を壊し、何より俺達三人に『恐怖』を植え付けた。 『中年女』がいくら執念深いといっても、さすがにもう俺達に関わってくるとは思えない。 こんなことを思うのも何だが、怨むなら『写真の少女』にベクトルが向くはず!
俺は強引に『俺自信』を納得させた。
55 名前:『ハッピー・タッチ』 ◆XhRvhH3v3M :06/05/08 04:34:31 ID:0E9RnSRB 2日後、俺はバイトを休み、本屋でエロ本を3冊買ってから淳の入院している病院に向かった。 久しぶりに淳に会うという『ドキドキ感』と 淳が電話で言っていた事に対する『ドキドキ感』で、複雑な心境だった。病院に着いたのは昼過ぎだった。 淳の病室は三階。俺は淳のネームプレートを探し出した。 303号室・六人部屋に淳の名前があった。 一番奥、窓側の向かって左手に淳の姿が見えた。 『よう!淳、久しぶり!』 『おう!まぢひさしぶりやなぁ!』 思ったより全然元気な淳を見て少し安心した。 約束のエロ本を渡すと淳は新しい玩具を与えられた子供の如く喜んだ。 そして他愛も無い話を色々した。 淳といると小学生の頃に戻ったようでとても楽しかった。無邪気に笑えた。 あっという間に時間は経ち、面会終了時間が近ずいてきた。 俺が『んぢゃ、もうそろそろ帰・・・』 『実はさぁ、電話でも言ったんだけど、』と淳が真顔で何かを言いかけた。
56 名前:『ハッピー・タッチ』 ◆XhRvhH3v3M :06/05/08 04:45:09 ID:0E9RnSRB 何かを・・いや、『中年女の事だろ?』と俺は言った。すると淳は 『気のせいだとはおもうんだけど・・・いつもこの時間に来るオバさんがいてさぁ、、、何か、こう。。。引っ掛かるっつーか。。』
俺は『だから、気のせいだって!ビクビクすんなよ!』と強気な発言をした。 すると淳は少しカチンと来たのか 『だから、勘違いかもしんねーっつってんぢゃん!ビビりで悪かったな!』 空気が重くなった。 俺は空気を読み、淳に謝ろうとした。そのとき 『ガラガラガラ・・』 廊下に台車のタイヤ音が響いた。 淳が『来た・・・』とつぶやく。 俺は視線を部屋の入口に向けた。 『ガラガラガラ。』 台車は扉の前に止まったようだ。 そして、扉が開いた。 そこには上下紺色の作業着を着たオバさんが居た。 俺は『何だよ!脅かすなよ!ゴミ回収のオバさんじゃねーか。』 と、少し胸を撫で降ろした。 そのオバさんは患者個人個人のごみ箱のゴミを回収しだし、最後に淳のベットに近づいてきた。 淳が小声で『見てくれよ!』 俺はそのオバさんの顔をチラッと見た。
57 名前:『ハッピー・タッチ』 ◆XhRvhH3v3M :06/05/08 04:50:28 ID:0E9RnSRB 『・・・・!』 俺は息を飲んだ。 似ている・・・いや、『中年女』?なのか? 俺は目が点になり、しばらく、その人を眺めていると、そのオバさんはこちらを向き、ペコリと頭を下げて部屋を出て行った。 淳が『どう?やっぱ違うか?!俺ってビビりすぎ?』と聞いてきた。 俺は『全然ちげーよ!ただの掃除オバさんぢゃん!』と答えた。 いや、しかし似ていた。他人の空似なのか。。。 ?
58 名前:『ハッピー・タッチ』 ◆XhRvhH3v3M :06/05/09 00:04:41 ID:zaJ7QM6i 『・・・んぢゃそろそろ帰るわ!あんま変な事考えてねーで、さっさと退院しろよ!』 と俺が言うと、淳は 『そだな。。あの女が病院にいるわけねーよな。お前が違うって言うの聞いて安心したよ。また来てくれよ!暇だし!』 と元気よく言った。 俺は病室を出ると、足早に階段を駆け降りた。 頭の中からさっきの『オバさん』の顔が離れない。 『中年女』の顔は鮮明に覚えている。 しかし、中年女の一番の特徴といえば 『イッちゃってる感』だ。 さっきのオバさんは穏やかな表情だった。 もし、さっきの『オバさん』=『中年女』なら、俺の顔を見た瞬間にでも奇声をあげ、襲い掛かって来てもおかしくない。 そうだ。やっぱり他人の空似なんだ。 と考えつつ、なぜが病院にいるのが怖く、早々に家路についた。
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| 家出娘を探せ!!3(完結編) |
翌日、B子(が使用していると思われる車)に動きがあった。 いや、正確にはB子と思しき人物なのだが。 車に乗り込むところが、張り込みポイントからは死角になっていて誰が乗ったのかは確認できていないが、車が家を出た。 さっそく追尾開始。
車内の人影は二人。運転席と助手席に頭が見える。 車は街中に向かっている。「つかず離れず」を心がけながら尾行する。
やがて車は銀行の駐車場に入った。 私はその隣の店舗の駐車場に入り、望遠レンズがついたカメラでその二人を確認し、撮影した。 車から降りたのは一人だけ。どうやら骨折しているらしく、片足にギブスを巻いて松葉杖で歩いている。身体的特徴からB子であることはほぼ間違いない。 この車はB子の使用車両と判断した。 私も車を降りた。B子の姿を確認したのだから次は運転席に誰が座っているかだ。銀行に行くフリをして車の横を正面から通り過ぎる。 運転席にいたのは、帽子を目深に被った若い女性。(以後C子) 妹の可能性もある。車内に座っているため身長などが判らない。 しかし一つ腑に落ちない。 普通なら・・・足を骨折している人間を気遣い、連れが代わりに銀行に行っても良さそうなシチュエーションだ。もし、二人が兄弟なら尚更だ。
この女がA子かもしれない
C子=A子?という事を考慮しながら、尾行を続行。 C子が妹の可能性も当然ある。慎重に調査しなければならない。 B子が車に戻ってきた。なにやらC子に話かけている。 聞き耳を立てるが聞き取れない。仕方なく私も自分の車に戻る。
B子とC子の車は続いて、近所のレンタルビデオショップへ。 B子が手に何かを持って降りてきた。C子はまたも車内に残る。 B子の顔をはっきりと確認する。 こう言うと女性読者からお叱りを受けそうだが・・・ひどいブ○である。 女なんだから外出する時は、もう少しだけ考えればいいのに・・・と思うくらい外見に気をつかっていない。髪も服も、そして化粧も。 しかし、私が一番気になったのは、そのB子の「目」だった。
私は探偵になる前はホテルマンだった。(今もそうだがw) そのホテルマンとして勤務していた頃に、バーテンダーやウェイターという仕事を通じて色んな客と接してきた。そのおかげで「目」を見ればおおまかな人間性が「読める」ようになった。 B子はあまりいいタイプの人間ではなさそうだった。 A子が失踪した際、両親はB子を疑っていたらしい。 「B子がA子をそそのかし借金をさせ、その金で一緒に遊んでるんじゃないか」 なるほどB子の目を見れば「そういう事もあったかもな」と納得した。
B子はレンタルしていたものを返却。 彼女が車に戻り、車は自宅へと戻った。
その日の夕方、再び二人が動いた。 どうやらこの日は近くで結構大きな祭りがあるらしく、二人はそこに向かう様だ。道路整理に警官も出ていて、駐車場も大きな駐車場が数箇所用意されている。車のナンバーを見ても近隣からかなりの来場者がきていてかなり大きな祭りらしい。 私は警官の誘導により、ここで二人の車を見失った。完全な失尾(尾行に失敗し見失う事)である。 この人手の中、私一人で二人を捜し当てるのは不可能だった。 何しろ会場もデカイ。
ここで主任に業務連絡。 「すみません。失尾しました」 事情を説明し、C子の存在を報告。 『で?どがんね?その女がA子ね?』 「そんな気もするんですが確証がないんです。妹かもしれないし・・・顔がわかれば良いんですが・・・」 と軽く「嫌味」を混ぜてみたw 『どっちね、はっきり決めんね』 そんな無茶な。 「もう少し時間を下さい。今の段階じゃ決めかねます」 軽くムカつきつつ電話を切る。 駐車場で二人が戻ってくるのを待つ。 数時間後二人が戻ってきた。手にわたあめやらなんやら、いくつか縁日の商品を手にしている。 B子の携帯に電話をかける。B子が反応するのを確認して電話を切る。 B子(として尾行してきた女)は間違いなくB子だった。 A子が携帯を持って失踪してれば、ここでB子ではなくA子に電話をかけ、目の前のC子=A子かどうかを確認するのだが・・・。 残念ながら多くの失踪者がそうするようにA子も携帯は持って出ていなかった。 しかし、情報として得ていたA子の身体的特徴と、C子のソレは一致していた。 写真さえあれば、この時点で断定できたのだが・・・。 「あ!A子やん!!」 と声をかけ、C子の反応を確かめようかと思ったが、それが原因で再び逃げられては元も子もない。この方法は断念した。
しかしC子=A子という考えは、私個人の脳内では揺るぎない自信に変わりつつあった。
その日、一晩考えた。 そして結論を出した。 翌日、主任に報告後、所長に電話で報告した。 「A子さんを発見しました。現在B子宅にいます。御両親に迎えに来るように伝えて下さい」
一時間後、依頼者夫婦がB子宅にやってきた。 祈るような気持ちで張り込み続行。 やがてC子がA子の母親に肩を抱かれながら、依頼者の車に乗り込むのを確認。 やはりC子=A子だったのだ。
A子の借金は、全て両親が肩代わりして返済していた。 A子はこれで日常に戻れる筈。 探偵になってよかったと心から思った一件でした。
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| 家出娘を探せ!!2 |
「写真無しでやってみて。じゃ」 そう言って主任が電話を切った。 途方に暮れそうになる俺。
しかし文句を言ったところで、状況が変わるワケでもない。 やるしかないのである。
考えてみる。
よく考えてみる。
もっとよく考えてみる。
季節は初秋。段々肌寒くなってくる頃。 A子の家出は夏だったから、せいぜいTシャツくらいしか持って出ていない。 依頼人である両親からの情報でもそれは明らか。 多重債務者で、各ローン会社の限度枠一杯借りているA子は、所持金もたかが知れている(筈)。 という事は・・・・ジャンバーやジャケットを取りに、部屋に戻ってくる可能性もある。
という事で・・・・ クリップを細工して作った小道具を、部屋のドアの隙間に仕掛ける。 この仕掛けに変化があればドアを誰かが開けたという事。変化がなければその逆。 結局、仕掛けに変化は無かった。
所持金も少なく、着るものもロクに持たずに失踪したA子。 「最悪のケース」も可能性としてあるが、誰かに保護されて(匿われて)いる可能性も有る。 誰かとは誰か。 仲のいい友人ではなかろうか?と考えた。
両親から所長を通して話を聞く。 前の職場で知り合った、B子の名前が浮上する。年齢も同世代。 A子の失踪時、両親はB子に電話し事情を聞こうとしたが 「何も知らないし、聞いてない。最近は連絡もとっていない」 と言われたとの事。 しかし、今のところ手がかりはB子しかない。 B子の住所に向かった。
B子の家は長崎県内の海沿いの町にあった。 A子のアパートからは車で30分程度。 アパート等での一人暮らしではなく実家で、家族と同居していた。 家を確認したところで、張り込みポイントを決めた。 比較的いい場所を見つけ、張り込み開始。
その日は動きが無かった。 深夜になり内偵を開始。 まずは表札で家族構成を確認。 幸いB子の家の表札は苗字だけでなく、家族の名前が全て記されていた。 兄弟は3人。兄とB子、そして妹。 自宅の駐車場には車が2台。車内のアクセサリーからB子が使用していそうな方に、ある調査道具をしかける。 詳細は書けないが、私たちはそれを「ペッタン」と半ば暗号で呼んでいた。 車が絡む調査には不可欠の道具である。 この日の調査はコレで終了した。
ここで一旦、投稿します。 昨夜、一睡もせずに仕事した為描きながら「落ちて」ましたww 引き続き、続きを書きまして投稿します。
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