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どうしても聞いて欲しい話があります!!!!!
カテゴリ: オカルト
どうも。
つい先ほど、ようやくエクスペリアの電話帳データをiPhoneに移した者です。

明日から順次、知人の方々に新しいメルアドをお知らせ致します。
もちろん、このブログを通じてお知り合いになった皆様にも^^



さてと。
こうして記事を書いているのが夜中の04:36です。
いい加減横になりたいですw

なので、本日は手抜き更新で失礼させていただきます^^;


**********************************************************************

どうしても聞いて欲しい話があります!!!!!

1 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:07:42.77 ID:wnlrYFSm0
聞いて!!!!!

8 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:09:47.11 ID:wnlrYFSm0
あ、立ってしまった

はじめに言おう。すごく胡散臭いと思う。
だから小説を読んでる気分で聞いてくれたら嬉しい。

11 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:11:56.79 ID:wnlrYFSm0
二年前の話
当時の俺は高校二年生。
夏休みに行った遊園地での体験。

15 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:15:43.93 ID:wnlrYFSm0
吹奏楽部に所属していた俺は、
部活の先輩 (引退済み) と付き合っていて、
夏の思い出に遊園地へ行った。

当日まで緊張しながらウキウキ。
相当気持ち悪い男だったと思う。

17 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:19:34.83 ID:wnlrYFSm0
ごめん書き溜めてないからゆっくり。

当日は快晴。
屋外遊園地に行くとなると少し暑すぎるくらいだった。

あ、変なタイミングだけどスペック

俺  県立高校二年 吹奏楽部 身長やや高 ガリガリ 
先輩 同高校三年  吹奏楽部 顔は、多分平均ちょっと上くらいだけど地味

20 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:24:17.50 ID:wnlrYFSm0
遊園地は家族連れで賑わってはいたが、
それほど規模も大きくなく、
気を遣いすぎない程度でちょうど良かった。

とくに出来事もなく至って普通のデートだったと思う。


しかし昼食後、突然先輩が体調不良。
回復する気配もないので、せっかくだけど、と帰宅。

といっても先輩の自宅は遊園地から徒歩二分足らず。
送るといっても、
「近いから大丈夫」 と頑なに断られてしまったので

炎天下の遊園地で一人たたずむ。寂し過ぎワロタ。

25 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:29:46.41 ID:wnlrYFSm0
正直体調不良とかデートのところは
どうでもいいのである程度適当に

こっからが本題。

(まあ仕方ないか・・・帰ろう)
ベンチに座って考えていると、
ふと目にとまった道一本挟んだ向かいのベンチ。

薄い水色のワンピースを着た
小学校中学年くらいの女の子が座っている。

周りに保護者らしき人は見当たらない。
色白で病弱そうな印象。身体も健康的ではない。

ふと目が合う。
(気まずい・・・)

26 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:35:34.78 ID:wnlrYFSm0
たぶんしばらく見詰め合っていた。
すると女の子が手を振る。振り返してみる。
薄く微笑んだように見えた。ようやく視線をはずす。

(・・・なにこれ。まあいいや、帰ろう)
ベンチから立ち上がる俺。
でも視界のはずれで、まだ女の子の視線を感じていた。

(・・・なんだよ。話しかけてみるか)

27 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:38:35.99 ID:wnlrYFSm0
俺 「どしたの?」
女 「えへへ、おにいさんひとり?」
俺 (客引きかよ) 「うん。君もひとり?」
女 (こくり)

なんで夏休みの遊園地で女の子が一人なのか。

俺 「もしかして、お母さんとはぐれちゃったり?」
女 「違うよ。ひとり」

30 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:42:09.49 ID:wnlrYFSm0
俺 (???) 「ひとりで、なにしてるの?」
女 「見てるの」
俺 「なにを?」
女 「観覧車とか、あれ (ジェットコースター) とか」
俺 「見に来たの?」
女 「うん」
俺 「そうなんだ」 (なんか不思議だな)

33 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:47:21.79 ID:wnlrYFSm0
俺 (それにしても暑い・・・) 「ねえ、喉かわかない?ジュース買ってきてあげよう」
女 「ううん、いいの。喉、かわいてない」
俺 (そういえば汗ひとつかいてないな) 「本当に?いいの?」
女 「いいの」

凄く喉が渇いていたけど、自分ひとりだけ
飲み物を飲む意地悪な兄とかに見られたくなかったので我慢。

38 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:51:19.16 ID:wnlrYFSm0
女 「ねえ、なんでおにいちゃんひとりなの?」
俺 「・・・ああ、もしかしたら女の子にフラれちゃったかもしれない」
女 「ええー?そうなの?かーわいそう」
俺 (心に来るよその言葉は) 「だからね、すること無くなっちゃったんだよね」
女 「じゃあさーお話しよ?」

ちょっとロリータに目覚めかけた瞬間であった。

44 :名も無き被検体774号+ :2012/05/16(水) 23:56:09.67 ID:wnlrYFSm0
先の展開見え見えかもしれませんが、お付き合いください。
あと、女の子との会話文にひらがな多目なのは仕様です。
読みづらかったらごめんなさい。

俺 (まあ、いいじゃん。犯罪ではないし) 「いいよ。俺でよければ」
女 「うれしー!ねえねえ、おにいちゃん、どこにすんでるの?」
俺 「んーとね、ここから電車で・・・」

(しばし雑談)

47 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:01:54.17 ID:wnlrYFSm0
その後、炎天下で一時間程雑談。死ぬ。さすがに死ぬ。
俺 「・・・ちょ、ちょっとトイレ行ってきていい?」

アクエリアスのペットボトル二本を手に、戻る。

俺 「買って来ちゃったよ。はい」
女 「ううん、いらないの。喉、渇いてない」

いや、一時間この暑さで日向にいたら喉渇くだろ。
俺 「いやいや、まあ飲んでよ。ここ置いておくけど」
女 「ありがとー」

48 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:05:13.40 ID:wnlrYFSm0
俺 「・・・観覧車とかさ、乗りたい?」
女 「・・・ううん、乗りたくない」
俺 「どうして?」
女 「・・・」
俺 (なんなんだこの子は) 「本当にひとりなんだよね?お母さんとか、いないよね?」
女 (こくり)
俺 「じゃあ、さ。一緒に、観覧車、乗らない?」
女 「・・・」 (こくり)

50 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:09:33.12 ID:uTo+W8iX0
俺 「よし!じゃあ、行こう!」 (犯罪では・・・ない、よな。あ、これ誘拐?シラネ)
女 「うん」

チケット売り場にて
俺 「中高生一枚と、小学生一枚」
嬢 「はい、いってらっしゃい!」
俺 「いってきます」
嬢 「ああ、お客様・・・」

「お連れ様は後から?」

57 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:12:51.93 ID:uTo+W8iX0
俺 「いえ、この・・・」
嬢 「@_@?」

はい。

いや、うすうす勘付いてはいたんだよ?
結局汗一滴もかいてないみたいだし。
アクエリアスは飲まないし。
挙句の果てに、さっき手が触れたはずなのに感覚、無かったし。 (笑)

はあ・・・

これは。ハハッ

63 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:18:46.59 ID:uTo+W8iX0
俺 「ああ~・・・」

俺 「間違えました。これ・・・返金できます?」

嬢 「・・・特例ですよ」サンキュー姐さん

嬢 「で、おひとりで?」

俺 「そうですよ。笑ってくださいははは」

嬢 (苦笑) 「行ってらっしゃい」

67 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:21:21.66 ID:uTo+W8iX0
少女を連れて観覧車へ。

ああ、もう、なんていうかこう、虚しいんじゃないけど、ちょっと滅入るな・・・

俺 「ねえ、君さあ、すごいね」

女 「・・・ひひ」 ← 超可愛い

あれ?周りから見えないならなんでもやr

72 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:27:02.35 ID:uTo+W8iX0
アナウンス 『右手には、港と○○タワーをご覧に・・・』

俺 「どう?たのしい?」

女 「うん!すごい、高い!」

俺 「・・・よかった」

不覚にも涙が出そうになったのを覚えている。
そういえば俺は夏休み男一人で
観覧車に乗る超絶度胸満点ぼっちになってたんだな。

女 「ねえおにいちゃん」

俺 「ん」

女 「ありがと」

泣いた

76 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:30:12.04 ID:uTo+W8iX0
女 「あはは、なんで泣いてるのー?」

俺 「目が痛いんだよヒックほら、海、広いよ!見て!グスッ」

女 「ほんとだー」

やばい俺気持ち悪い

そんな感じで観覧車から降りる。

77 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:34:05.80 ID:uTo+W8iX0
時刻は午後四時前。
どうしても気になっていたあることを尋ねる。

俺 「あのさ、・・・おうち、あるの?」

女 「ここ」

俺 「・・・そっか」

女 「寂しいけど、にぎやかだから、好き」

俺 「・・・」

また泣きそう

78 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:40:46.47 ID:uTo+W8iX0
女 「でも、今日は、寂しくなかったよ。ありがと」

はああ~・・・

傍から見たら彼女にフラれたかなんかで嗚咽をあげてるだっさい男がベンチに座っている光景。

俺 「・・・ね、握手」

女 (こくん)

か弱そうな手を差し出す、少女。

俺 (頼むよ神さん)

俺の手は、少女の手を、突き抜けた。

79 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:43:48.97 ID:uTo+W8iX0
俺 (神仕事しろ)

女 「また、会いたい。いつか」

俺 「うん。そうだね。俺も、会いたい」

女 「いつか、会いにきてね!」

次の瞬間、目の前にいたはずの少女は、消えてしまった。

とうとう、ベンチで泣きじゃくるダサい男がひとり、取り残された。

83 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 00:51:55.20 ID:uTo+W8iX0
夢だったのか、幻覚か、ヤキが回ったか。
そもそもこれは夢か。
そんなことを考えながら帰宅。
先輩からのお詫びメールも適当に返し、
ただぼーっとしていたら、いつの間にか眠ってしまった。

また、いつも通りの生活。本当にあれはなんだったのか。

夢だった、ということにしておこう。
と考えていた、一年と半年後の冬の日。

126 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:26:17.91 ID:uTo+W8iX0
特筆することもなく
淡々と日常がつづき地味に先輩とも別れた。

先輩東京大学行っちゃったからね、仕方ないね。 (ガチ)
高校に見合わない頭の良さでした。

俺は受験も無難にこなし某私立大へ合格。
そして受験終了記念で、あの日から約一年半後の二月下旬、

吹奏楽部の同期数人であの遊園地へ。

127 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:31:31.35 ID:uTo+W8iX0
あの日とは対照的に、
震え上がるような寒さと海風が吹き付ける。

テンション低い一行。
あまりの寒さに人はまばら。
ジェットコースターは怖さよりも寒さが勝る。

男A 「テンションwwwあげてwwwいこうぜwwwウェーーイwwwwwwwww」

一同 「・・・」

男A 「・・・」

最悪でした。

128 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:36:34.10 ID:uTo+W8iX0
その後も解凍されることなく、終始お通夜ムード。

女A 「ねえ、もう寒いからカラオケとか行かない?」

女B 「そうしようか」

カラオケに場所を移すこととなり、さっさと退散する一行。

行きに通ったゲートの反対、大通り側のゲートから出ようとするも・・・

あのベンチに、彼女はいた。

130 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:40:12.51 ID:uTo+W8iX0
俺 (・・・ニッコリ)

俺 「ごめん、ちょっと風邪ひいたっぽい。俺先に帰るわ」

女A 「え~?大丈夫?本当に行けないの?」

男A 「お前アニソン歌うんじゃなかったのかよ!」

俺 「いやあーごめん、ちょっと無理っぽい。また今度」


ちらっ

131 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:42:56.78 ID:uTo+W8iX0
皆が去ったのを確認し、向かいのベンチに座る。

あの日と同じ、淡い水色のワンピース。

全部あの日のままの少女が、いた。目を合わせる。


俺 「ひさしぶり」

女 (にこっ)

135 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:46:48.97 ID:uTo+W8iX0
俺 「覚えてる?」

女 「うん」

俺 「ひさしぶりだね」

女 「うん」

俺 「遅くなって、ごめんね」

女 「いいよ!」

俺 「ありがとう」

俺 「・・・」

女 「ふみか」

俺 「へっ?」

136 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:50:29.13 ID:uTo+W8iX0
女 「ふ・み・か」

俺 「あ、きみが?ふみかちゃん?」

女 (こくり)

俺 「かわいい、良い名前だね」

女 「ありがとー!」

俺 (そういえばなんでこの前名前を聞こうとしなかったんだろう。俺ってクズだわ・・・)

俺 「・・・どう、だった?」

女 「・・・さみしい」

俺 「・・・」

海風が余計に冷たく感じる

138 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:52:32.75 ID:uTo+W8iX0
俺 「そっか」

女 「でもね、だいじょうぶ。なれてるから!」
こっちが辛くなる台詞を選んでるんじゃないか

俺 「・・・」

「観覧車、乗ろう」

139 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 22:57:30.34 ID:uTo+W8iX0
俺 「高校生、一枚」

嬢 「一枚ですか?」
なんだこいつ

俺 「ええ、そうです。い、ち、ま、い」

嬢 「はい。行ってらっしゃい」


来た時には申し訳程度に陽が差していたはずだけど、
いつのまにか真っ白な空になっていた。
観覧車は乗客も少なく、
錆びはじめた青色のゴンドラに、ふみか嬢を連れて乗り込む。

140 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:04:20.91 ID:uTo+W8iX0
俺 「また、乗れたね」

ふ 「うん」

俺 「でも、あんまり良い天気じゃないね」

ふ 「ううん、いいの」

俺 「どうして?」

ふ 「また会えたから、それで、いいの」

俺 「そっか。よかった。グスッ」

ふ 「あーまた泣いてるー」

俺 「泣かされたの」


どこか田舎臭く見える、都会の街並みを、見下ろす。

143 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:08:53.91 ID:uTo+W8iX0
ふ 「おっきい船だー!」

俺 「そうだね。きっと外国に行くんだね」

ふ 「あのたてもの、へんなかたち」

俺 「そうだね。でもあれ、ホテルみたいだよ」

ふ 「へー、そうなんだ」

この子に何があったかは分からない。

でも、他の誰かとこんな会話をしていたのか気になる。

どうか、一度でも、していて欲しかった。してるよね、きっと

144 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:14:52.94 ID:uTo+W8iX0
観覧車は、確実に老朽化しているながらも俺たちに別世界を見せてくれた。サンキュー観覧車。

時計に目をやる。17:30

閉園まではかなり余裕がある。

俺 「適当に、ぶらぶら歩こう」

ふ 「うん!」



さみい。

146 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:18:50.69 ID:uTo+W8iX0
俺 「向こうは海だね」

ふ 「白い鳥だー」

俺 「なんだあれ・・・鷺?めずらしいね」

俺 「ところでふみかちゃん」

ふ 「?」

俺 「さむくないの?」

ふ 「うん。さむくないよ」


幽霊の体感気温ってどうなっているんだろう。

148 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:28:57.90 ID:uTo+W8iX0
色々な話。やわらかい彼女の笑顔。癒し、です。まさしく。

でも、癒しの代償は計り知れないものだった。

突然切り出す彼女。

ふ 「ふみかはねー、もう、死んじゃってるの」




うん。やっぱり、そうか。でもその微笑はやめてくれないかな。かなり、きつい。

俺 「・・・そっか」

ふ 「おかあさんと、一緒に、死んじゃった」

俺 「・・・」

ふ 「おとうさんは、知らない。会ったことも、ない」

ふ 「死んじゃったときのこと、覚えてないの。気付いたら、こうなってた」

ふ 「おかあさんには会えない。いえがどこにあったかも、よく、わからない」

149 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:33:39.72 ID:uTo+W8iX0
たまに、たまにだけど、ふみかのこと、わかってくれる人がいるの。

でも、お話しはできないの。

おにいちゃんだけ、ふみかとお話しできたの。

なんでだろうね。



消えるような声で呟く彼女。

微笑みはいつからか、泣き声にかわる。

151 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:38:01.34 ID:uTo+W8iX0
そして、海辺で膝まで震わせてしゃくりあげるだっさい男がひとり。

ふ 「泣かせちゃったね」

俺 「そだね」

ふ 「聞きたくなかったら、もうしないよ」

俺 「ううん、続けて」

153 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:42:48.31 ID:uTo+W8iX0
もっと遊びたかったこと。

おかあさんは優しくて、でもいつも疲れていて、なんだかすごく罪悪感を持っていたこと。

猫が好きだったこと。

近くの公園に、好きな木があったこと。

好きな男の子がいたこと。


切実で、すごく良い子なんだろう。
俺なんかよりもきっと、ずっと。




PCの前でしゃくりあげるさえない男がひとり。

154 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:46:58.45 ID:uTo+W8iX0
ふ 「ありがとう」



もうまともに会話ができないほどに打たれた。

失恋とか、そういうレベルじゃない。

肉親が死んだときよりも、飼っていた犬が死んだときよりも、

ずっとずっときつい。

155 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:52:13.94 ID:uTo+W8iX0
気付けばとっくに日は暮れて、園内に人影はほとんどない。

20:30

驚く。そういえばすごく腹が減った。一体どれだけの時間泣きながら話を聞いていたのか。

俺 「もう、夜だね」

ふ 「帰る?」

俺 「うーん、どうしようか。」

本当は家に持って帰りたかった。

俺 「メリーゴーランドに乗ろう」

157 :名も無き被検体774号+ :2012/05/17(木) 23:56:48.04 ID:uTo+W8iX0
思った以上に人が少ない。従業員すら少ない。

なんだかすごく怖くなってきた。
やっぱり、異世界か何かに飛び込んでしまったのではないか。

このまま・・・

不安を切ってチケット売り場へ。もう馴れたものだ。

俺 「高校生、い、ち、ま、い」

嬢 「一枚ですね?」
だからなぜ確認する

俺 「そうです。ひとりです」

嬢 「・・・今もう乗る人いないんですよ。貸しきり、ですね (笑) 」

俺 「はは・・・」

拷問に近いが、客も少ない。

158 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:03:01.41 ID:aZb+TPkF0
ふみかちゃんを連れて、塗装が怪しくなってきたかぼちゃの馬車に乗る。

うん。どうやら、座れるようだ。

『はーいそれでは~、楽しい舞踏会に、いってらっしゃーい』

思いっきり係のお姉さんに手を振ってみる。笑顔で返してくれた。


貸しきりのメリーゴーランドに、幽霊とふたり。

夢としか言いようがなかった。

周りがやけに暗く見えて、本当に、天国へ向かっているようだった。

160 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:07:04.99 ID:aZb+TPkF0
俺 「なんか、夢、みたいだね」

ふ 「そうだね!」


沈みがちだった彼女に満面の笑みが戻った。

俺 「忘れないでね!絶対、約束だよ!」

ふ 「おにいちゃんのほうが忘れるでしょ!忘れないでよ!」

俺 「はは。約束、だからね」



忘れないよ。

162 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:12:55.38 ID:aZb+TPkF0
舞踏会が終わる。なんだかくらくらしながら馬車を降りる。

貧血か、それとも、頭が変になったのか。どっちでもいい。



ふ 「楽しかった!嬉しかった!おにいちゃん、大好き!」

俺 「嬉しいよ、ありがとう」

ふ 「はじめて男の子に好きって言っちゃった!」

俺 「あ、俺でいいの?」

ふ 「うん!大好き。忘れない。ずっと」

俺 「また泣かせるのか」

ふ 「えー、でも、うそじゃないよ。ほんとだよ」

俺 「・・・ありがとう」

163 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:17:07.90 ID:aZb+TPkF0
ふ 「ね、そういえば、おにいちゃんの名前は?」

俺 「あ、○○っていいます。そういえばずっと教えてなかったんだね、ごめんね」

ふ 「○○くん、えへへー。ねえ、握手」

俺 「うん」

あの日と同じように差し出される、か細い手。

164 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:19:39.77 ID:aZb+TPkF0
手を伸ばす。
祈りが届いたのか、神の情けか。
確かに、触った。
彼女の、ほんの少しのぬくもり、温度。
確かに、感じた。
確かに

165 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:22:42.86 ID:aZb+TPkF0
俺 「はい、握手」

ふ 「えへへー、できたね、できたねぇー!」

くるくる回る少女。

ふ 「忘れない、でね」

ふ 「もう、会えなくても、絶対」



忘れないでね



そう言うと彼女は、あの日のように天使みたいに、消えてしまった。

167 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:25:50.73 ID:aZb+TPkF0
さいごに微かに聞こえた、声。

ばいばい。
きっとそう言ってくれた。

美化したいがために、脳が勝手にそう取ったかもしれない。
それでも、耳に、目に、焼きついている。
水色ワンピースの少女。



                     おしまい

170 :名も無き被検体774号+ :2012/05/18(金) 00:29:47.35 ID:aZb+TPkF0
あくまで、小説感覚で読んでください。
絶対に信じられない話だと思いますので

読んでくださった方、ありがとうございました。

ちなみに現在健康そのもの、霊障なんてものもありません。

では、消えます。

この世って結構、捨てたもんじゃないかもしれませんよ。

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いい話なんだけど切ないなぁ・・・・




それでは皆様。
おさらばえ。

応援よろしく 一日一回だけでいいです。お願いだから押して!!
 

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6年前の5/20は、こんな記事書いてました。
連休だ!!

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プロフィール

やまさん

Author:やまさん
Illustrations by 「遼」さま

ライブドアブログより引っ越してきました。

趣味は、キャンプやバイクツーリング、読書、インターネット、ゲーム等。
現在独身の♂。
誕生日は2/22(ここ重要)
「ブログもプロレス」をモットーに楽しんでもらえるブログ作りを心がけてます。
どうぞ皆様御贔屓に。

前ブログ「やまさんのお気楽日記」
http://blog.livedoor.jp/yamasann0940/

アフィリエイト関連オンリーのブログとは一線を画しております。
悪しからずご了承くださいませ。


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