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ストーカー(再録)
カテゴリ: 探偵物語
どうも。
久しぶりに引越し前のブログ「やまさんのお気楽日記」を読んでいる者です。

さて、私が昔探偵だった事は昔からの読者様ならば御存知でしょう。
当ブログのカテゴリ「探偵物語」は、その頃のエピソードを紹介しているカテゴリです。
「やまさんのお気楽日記」にも同じカテゴリ名で記事をUPしてるのですが、今回はその中でも私の記憶に今も鮮明に残っていて、思い出深いエピソードを再びココで紹介します。


ストーカー(前編)

恥ずかしい話ですが、私は今までいくつかの職に就いてきました。
まぁ、恥ずかしいと言っても自分自身に恥じる処はないのですが

先日投稿した「ホルモン炒め」で触れた、居酒屋の料理人もその一つですが
某大手興信所で調査員として勤務していた時期があります。
興信所調査員・・・つまり探偵ですね。

探偵と言うと、故松田優作氏が主演した「探偵物語」等を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
金田一耕介や明智小五郎、人によっては金田一一や名探偵コナン?
このブログを読んでる人ならお分かりでしょうが
アメリカの探偵ならともかく、日本の探偵は刑事事件は取り扱いません。
いや、関与できません(笑)

今日は、その探偵時代に私が担当した思い出深い一件のお話し。
探偵を辞めた今でも、守秘義務がありますから
詳細な日時、場所などはご勘弁ください。

あれはまだ、私が調査員として勤務してまだ間もない頃
一件の依頼が、私が勤務していた興信所の福岡事務所に寄せられました。
その依頼内容を確認した後、本部からたまたま(しょっちゅう来てましたが)来ていた
部長(ベテランの探偵、この人の調査テクニックに何度驚かされた事か・・・)が一言。
「度胸付けに○○(私の名前)にやらせたらよか」
そして依頼書は私のデスクへ・・・
仕事の内容に笑ったのと同時に、軽くビビった。
「・・・俺がやるんすか?」

さて、その依頼とは?

それは九州某県に在住の中年女性(独身)から寄せられた依頼

ある日、仕事を終えてから退社。会社の駐車場に停めている自分の車へ向かった。
自分の車に乗り込もうと、運転席のドアにキーを差し込み開錠。
ノブ(でいいんんだっけ?)を引いた時に、異様な感触に気付く。
ノブには白くドロリとした液体が付着していた。
辺りは暗くなっていて、それが何かは分からない。
「誰かが悪戯で痰でも吐いたんだろう」
と不愉快になりながらもティッシュで手を拭き、その日はそのまま帰宅。
しかし、翌日も、またその翌日も・・・連日全く同じ悪戯が続いた。
彼女は社長に相談した(ココが不思議と言えば不思議。いくら小さな工場とはいえ相談相手がいきなり社長?)
彼女の退社時に付き添い、社長がその液体を確認した。
数日前からその液体はノブだけではなく、ドアガラスやフロントガラスにも
人の手でなすりつけられている。
社長が一言
「精液だね、こりゃぁ・・・」

「普通、このぐらいの年齢の女性なら精液か痰かぐらい分かるんじゃないですかね?」
依頼書を読みながら、私が依頼者と顔を合わせた所長(女性。営業専門)に訊いてみた。
「私もそう思うんだけど、その人男性と付き合ったことも無いらしいのよね。
多分、男性経験もないんじゃないかなぁ」
「へぇ・・・」
相槌を打つ私に部長が言った。
「で、○○。お前、コイツばつかまえろ」
「は?証拠写真を撮るだけじゃ駄目なんですか?」
「それでもよかとばってん、度胸ばつけるとにちょうどよかけんさ」
「・・・俺がやるんすか?」
再度確認する私。
「そがんたい」
微笑む部長
「誰か近くにいてくれますよね?」
確認する私
「他のモンは、他の仕事があろうもん」
笑う部長
「ですよねぇ」
予想通りの答えに納得する私。

依頼書には「コイツが怪しい」
と依頼者が疑っている人物の名前と、彼(A氏とします)の情報が記されている。
彼は依頼者と同じ工場で働いている男性。

で、調査前日、現地入りした私は「内偵」と呼ぶ下調べを開始。
先ずは問題の駐車場、依頼者の車、そしてA氏の自宅と車。
そうしたポイントの確認をした後、自由時間となるが私は夜に備えて仮眠をとった。

その晩遅く(正確には翌日早朝)私はA氏の自宅に向かった。
調査の為にある下準備を施すためである。
詳しい内容は言えません。今でもこの方法は使われてますから
現役の探偵サンたちに恨まれたくありませんからね。
ちなみにこの下準備、結構緊張します。
下準備を終えて、私は昼の間に見つけておいた仮眠ポイントへ。
(私が所属していた興信所は、3日の内1日くらいはホテルに泊まってもOK。残り2日は車中泊)
仕事自体は辺りが暗くなってからが本番。
その日はグッスリと睡眠をとりました。
さぁ!いよいよ本番!!


続きは【続き】で隠します^^




ストーカー(後編)

さて、いよいよ本番の時が近付いてきた。
辺りはまだ明るく、依頼者の女性もA氏もまだ来ていない。
依頼者の駐車位置は、周囲の人との暗黙の了解で決まっており
都合が良い事に外灯の真下。
私はその場所が良く見える場所に、自分の車を駐車させて準備を開始。

私は当時、ランドクルーザーに乗っていて
(便利だったし、今でも今まで乗った車の中で一番好き。
いつか必ずもう一度あの車に・・・・でも目立つので
調査には極めて不向きでした)
フロント面をその場所に向けて、真正面に駐車。
運転席のヘッドレストを上げて、カメラの望遠レンズを
ヘッドレストの真下から突き出した。
私の車は中古だったが、前オーナーもアウトドア好きだったらしく
後部座席を倒し、その上に板を乗せるとベッドのようになった。
私はベッドの上に寝そべり、毛布を被って待機。
シュミレーションを繰り返す。
幸いな事に季節は秋。
真夏なら地獄。

辺りも暗くなり、依頼者が駐車場に到着。
こちらにチラリと視線を送るが、そのまま工場へ。

さぁ!いよいよ本番!!!
私は毛布を深く被り、身動きも最小限にとどめるようにした。
A氏の車の接近も無い。
張り込み開始30分後、一台の車が駐車場内に・・・
確認すると男が4人乗っている。
『まさかこいつら?4人は無理だろ・・・・』
そう思ってると彼等はすぐに駐車場から出て行った。
『これだからなぁ・・・』
実は依頼者が探偵に依頼した事は、社長を通じて一部の社員には伝わっているらしい。
ある意味では工場が協力してくれて、張り込みもしやすいのだが、「犯人」にまで伝わっていたら苦労も水の泡。A氏が犯人だと決まったワケではないのだから。
彼等4人は明らかに私を捜していた。
探偵の張り込みを見学に来たのだろう。
しかし、私のカモフラージュは完璧だったらしく、彼等の視線は私には集まらなかった。見つける事が出来なかった様子。
『邪魔だから早く出てけ!!』
思っていたら出て行った。

やがてA氏の車が接近!!しかし駐車場に入る事も無く通過。
『あれ?』
そう思っていたがしばらくしてもA氏は来ない。
『今日は来ないのかな・・・やっぱりバレたのか・・・』
そう思っていたら仕事用の携帯のバイブが・・・・所長からだった。
「○○さん?まだ(犯人は)来てない?」
「はい」
小声で答える。早く電話を切りたかった。声が漏れてバレたのでは元も子もない。
「あのね、コレは私からの命令だと思って聞いて」
所長が言う。
「はい」
何事?怪訝に思いながらも小声で答える。
「部長は捕まえろと言ったけれど、写真だけでいいから」
「え!?」
所長が続ける。
「相手が何か持ってたらどうしようもないから。もし、何かあったらあなたのご両親に対してお詫びのしようがないし、私の部下にそんな危険な事はさせられない」
その心配は嬉しかったが・・・・
「大丈夫ですよ。こう見えても拳法やってたし、一応武器も持ってきてますから」
「駄目!!!」
怒鳴られた・・・・。
武器はトンファーを持ってきていた。
トンファーとはヌンチャクと同じく、琉球古武道の武器。
高校時代、友人と練習していたから有段者相手は無理だとしても素人が相手なら使える自信はある。
「いい?これは命令!!依頼者も捕まえろとは言ってないし、写真だけでいいから!!」
「分かりました」
ホッとしたのもホントだが、この仕事で犯人を捕まえて「名前」を上げたかったのもまた事実。少々残念だった。

張り込み開始後一時間・・・
それまで動きがなかった駐車場内に人の気配が・・・
ソイツは私の車の後ろから徒歩でやってきた。
下はジーンズ、上は白のジャケット。
頭には白いタオルらしきものを「ほっかぶり」(これって方言ですかね?)している。

怪しすぎる・・・

その格好が「私が犯人です!!」と自己主張している。
男は辺りの様子を窺いながら少しづつ、依頼者の車に近づいている。
『間違いない!コイツだ!!』

男は見慣れない車の、私の車をかなり注意深く見ていたが
中で息を潜めている私を見つける事が出来なかったようだ。
依頼者の車の側まで行き、中の様子を窺っている。
ビデオ等で撮影されていないかを確認しているのであろう。
男は一度、車から離れて、すぐ脇で立小便を始めた。
私はカメラのシャッターを必死で押したが辺りが暗すぎてシャッターがなかなか切れない。

何とかしないと!!男が精液をかける前に!!
私は男が、自宅で「用意」した精液を
容器から出してかけるものだと思っていたのだが・・・

用を足した男が再び車に戻り、なにやらゴソゴソと・・・・
『まさか!!』
なんと!男はその場で・・・・
他人のマスターベーションを見たのはコレが初めてだった。
そして願わくばコレで最後にしたい・・・

男は辺りを気にしながらも行為を続けている。
『ある意味凄いな・・・』
よくこんな状況で集中できるな・・・・
必死でシャッターを切りながら(切れないけど)考えていた。
何回かはシャッターも切れた。

だんだん腹が立ってきた。
なんで、他人の「せんずり」なんぞを必死に写真で撮ってんだ俺。

所長に電話する。
「現われました。写真も何枚かは撮れましたし、顔も見ました」
「そう!ありがとう!!それで?やっぱりA?」
「違います、全くの別人です」
実はA氏は足に障害がある身体障害者で、歩きかたに特徴がある。
目の前の犯人は変態だが、少なくとも足に障害はない。
「そうなの?」
「はい、それで・・・やっぱり捕まえていいですか」
「駄目!!」
「なんか凄く腹が立ちます!!コイツ許せないです!!」
「絶対駄目!!」
「行きます!!」
「駄目だってば!!絶対駄目!!」

「事件は会議室で起こってるんじゃない!!現場で起きてるんだ!!!」

あの台詞が頭に浮かんだ。
男は行為を終え、ご丁寧に素手で念入りにガラスに精液をなすりつけている。
電話は切っていた。
結局俺は説き伏せられた。

男は立ち去り、俺は車から降りて被害を受けたばかりの車の写真を撮った。
何処からか部長がやってきた。
「Aやなかったなぁ。よう頑張ったのぅ○○。見とったぞ」
「はぁ・・・でもムカつきます」
声は興奮していたと思う。怒りはまだ収まってなかった。
「しょんなかさい」(仕方ないよ)
「はぁ」
「で?どがんね?写真は撮れたね?」
「分かりません、辺りが暗すぎて・・・なかなかシャッターが切れませんでした
何枚かは切れましたから、何かしら映っているとは思いますが・・・・」
「そがんね・・・外灯の下やから大丈夫と思うとったとばってんね・・・」
(そうか・・・外灯の下だから大丈夫だと思ってたんだけど・・・)

「あれ?そう言えば部長どこで見ててくれたんですか?」
「お前からは分からんトコさい」
笑っている部長。
「いつから?」
「最初から」
ニヤニヤしている部長。
「捕まえたかったんですが・・・」
「度胸付けには丁度良かったとばってんが・・・△△(所長の名前)がえらい(凄く)反対してからさ、怖かったぞ」
機嫌がいいらしい。ほっとした。

翌日、福岡の事務所に戻り報告書を作成した。
写真もやはりロクに写っていなかった。一枚を除いては・・・・
顔はわからないが背格好くらいは分かる。
そして、私は男の顔を見ている。
調査の追加が入れば、それをこなす自信があった。
しかし追加が入る事は無かった。
私の写真から犯人の見当をつけ
社長の指示で数名の男性社員が、私の張り込みを真似て張り込み
自分達で犯人を取り押さえたそうだ。

自業自得とはいえ・・・・
オナニーを見られた上につかまってしまうなんて・・・・
恥ずかしかったろうなぁ・・・・

ずいぶん長々と書きましたが・・・・
女性の方気持ち悪くない?



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Edit / 2008.05.13 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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Author:やまさん
Illustrations by 「遼」さま

ライブドアブログより引っ越してきました。

趣味は、キャンプやバイクツーリング、読書、インターネット、ゲーム等。
現在独身の♂。
誕生日は2/22(ここ重要)
「ブログもプロレス」をモットーに楽しんでもらえるブログ作りを心がけてます。
どうぞ皆様御贔屓に。

前ブログ「やまさんのお気楽日記」
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